suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

2016年8月のブログ記事

  • 学校帰りの喫茶店

    高校生の頃はコーヒーを飲んでスパゲッティを食べて90円と270円の合計360円ですんだ喫茶店に学校帰りによく寄りました。たいてい3人で通りから地下へ続く階段を下りてゆくとそれほど広くない心地よい音楽が小さい音でそっと流れている店に入るとそれからカバンをどんとテーブルの横に置いて時の経つのも忘れてし... 続きをみる

  • 思い出のメロディー

    何年まえからこの番組が始まったんだろう。NHKでの思い出のメロディーは昔、親世代が見ていて、自分たちが若かったころは当時のヒット曲からしたらなんとゆっくりした曲ばかりだと思ったものだ。さて、あれから長い長い年月が経っていま私たちが親世代になってこの番組を見るとなんと出る歌手、出る歌手の歌すべて口ず... 続きをみる

  • 同窓会がありました

    街中の小規模中学校に通っていました。当時、全校生徒数が200人程度で各学年は60人弱でした。私たちの学年も全部で58人だったと思います。4年ごとに同窓会を開いています。毎回オリンピックとアメリカ大統領選挙の年に開催されます。今回は私が幹事でした。そして次回の開催は我々がもう還暦の年齢になります。会... 続きをみる

  • 夜中に虫の音を聞く

    まだまだ真昼のセミの声は元気だけれど、夜中にふと目を覚まして耳を澄ましてみるとコロコロと虫の音が聞こえる季節になりました。そういえば夕方風の中にふと秋の気配も感じるときがあります。小さな秋の気配が夏という季節の大嫌いな私にとってそれはそれはうれしいのです。よくよく注意していないと見逃したり、聞き逃... 続きをみる

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  • 私の友人は夏に亡くなった

    人の寿命が尽きることはいつも理不尽なものだ。反対にいえば納得済みの人の死なんてものはないという事だ。おそらくその昔は冬より暑い夏の方が人が様々な病気に罹ったことだと思う。食中毒やら小さな虫たちが媒体となって流行する病気まで。そしてそのうちの何割かの人がその病気によって命を落とすことになったことだろ... 続きをみる

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  • 鴨川に秋が来る

    もうすぐ大文字の送り火です。鴨川の上(かみ)の方から見るとちょうど正面できれいに大の字を見ることができます。それでも河原は蒸し暑くて秋なんかまだまだ先の先にあるようです。あの雑草が生い茂っている中からコロコロと虫の声が聞こえてくるとようやく京都にも秋がやってきて人々がようやく生き返る季節になるよう... 続きをみる

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  • このまま地球が燃え出しそうだ

    昔、長崎からやってきて京都で下宿していた文学部の彼女は京都の冬のあまりの寒さにこのまま地球が氷河期になるんじゃないかと毎年のように心配をしていたものです。高校時代文芸部員だったという彼女はいかにもそのようで何かふわっとしたところがあってそれなのに大学の軟式テニス同好会という合宿も富士山のふもと山中... 続きをみる

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