suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

2016年10月のブログ記事

  • 金木犀の香り

    街じゅうに金木犀の香りがあふれています。街の香りというのはそこに住んでいる人はなかなか気づかないのかもしれません。けれどこの時期に京都に来られた方は金木犀の香りが思い出になることだと思います。私は海外での思い出はそんなにありませんがそれでもLos Angelesの空港に着いた時には何か機械的なにお... 続きをみる

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  • 柘榴(ざくろ)の実がなる頃

    小学校の校庭の片隅の水飲み場のあたりに大きな柘榴の木がありました。毎年今頃になると真っ赤な実をつけさらにその実の端の方がパンと割れて小さな果実がぎっしりと見えるようになります。ある日その実が木から落ちていたのかあるいは手の届くところにその実がなっていたのかはもうすっかり忘れましたがその実をみんなで... 続きをみる

  • 偶像崇拝への批判について

    おおよそ一神教の信者さんは偶像崇拝について自分たちはそんなことをしませんというように一段上からの目線でおっしゃることがあります。さて彼らの批判するところの偶像とはおそらく木材で作られた仏像や掛け軸に描かれたありがたいご本尊という事になるんだろうと思いますが私たちキリスト者である教会員の誰彼となく「... 続きをみる

  • 私たちのクラブは人気がなかった

    高校生の時何を思ったのか「落語研究会」に入った。楽しくて大変頭脳優秀な先輩方がおられたし何しろ楽しそうだった。演劇をすることはちょっと恥ずかしかったんだけど落語をすることはそう抵抗なかった。それにしても上演会の時に人を集めるのは一苦労だった。ある日大変人気のある「軽音楽部」と一緒に上演会を打つこと... 続きをみる

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  • 文化祭の季節

    高校の文化祭は日曜日をはさんでありました。その後体育祭があってちょうど水曜日あたりに日曜日の代休がありました。日曜日に文化祭をすることのいい点は他の学校の生徒たちを招待できることです。土曜日の夕方から前夜祭なるものがありまして校舎の屋上からロープを伝って火を落としてそれで薪に着火してその周りでフォ... 続きをみる

  • 手紙が届きます

    郵便受けにコトンと一つの手紙がはいっています。「はて、おぼえがないなぁ。」そっと封を切って中身を見てみると、緑のインクでことばが綴られています。緑のインクは別れのしるしです。はて誰が別れの手紙を出したんでしょう。見覚えのある文字は40年前のわたしのの文字です。もう、昔の自分と決別したらどうなんだと... 続きをみる

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