suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

ざくろがたわわに実る頃です

ざくろの赤い実がパカッと割れて木にたわわに実っているのを見ると小学生の頃を思い出します。校庭のはしっこの講堂の入り口あたりにざくろの木があって今頃の季節になると赤い実がたくさんなるのです。その頃の私たちは毎日全員帰宅の鐘が鳴るまで毎日校庭で遊んでいました。ある日のざくろの実が大変おいしそうに見えて一つとってみんなであの小さいつぶつぶの実を食べました。甘酸っぱくてとてもおいしかったものです。ところがそのことが担任の先生の耳にはいったんです。当時の担任の先生は若い頃陸軍にいたというそんな先生がまだいたんです。その先生が私たちにどう言って叱られたと思いますか。「お前ら、卑しいまねはするな。」とおっしゃったんです。こういうことを卑しいというんだと当時の私はぐっと心に刻んだんです。