suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

水越けいこさんを聴く

秋から冬になる頃には遠くにいて毎日のように葉書をやり取りしていた人のことを思い出します。向こうからとこちらからと葉書が毎日おそらく神戸あたりですれ違っているんだろうななどと妄想しながら毎日の出来事を日記のように記して一枚づつポストに入れていました。今でもあるのか知りませんけれど縦書き用の罫線入りのはがきを当時毎月初めにひと月分買い込んでせっせと葉書を書きました。遠く離れた二人の間にあったのはテレフォンカードを使っての電話での会話とその葉書でした。さてそんな折に水越けいこさんの「Too far away」を聴くとなんだか二人の距離はそんなに遠くないような気がしたものでした。