suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

私たちのクラブは人気がなかった

高校生の時何を思ったのか「落語研究会」に入った。楽しくて大変頭脳優秀な先輩方がおられたし何しろ楽しそうだった。演劇をすることはちょっと恥ずかしかったんだけど落語をすることはそう抵抗なかった。それにしても上演会の時に人を集めるのは一苦労だった。ある日大変人気のある「軽音楽部」と一緒に上演会を打つことにした。当時の軽音楽部の主流はバンジョーとギターとフラットマンドリンの三人編成のカントリーだった。さて音楽が終わって出囃子と共に我々の出番になるとあまりのテンポの違いにおおくの観客があっけにとられた。それでも見ずに帰ったりされなくてまだよかった。当時は他の高校の落語研究会の生徒らに声をかけて裏寺のお寺を借りて落語会をしたこともあったなぁ。わざわざ授業が終わってからいくつかの高校に出かけて声掛けをして一応上演するまでにもって行ったんだった。誰の繋がりだったのか打ち上げのコンパと題して学期末や上演会終わりに学校近くのお寺の広間を借りて持ち寄りで飲んだり食べたりもした。