suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

最近「ジュリーの世界」という本を読みました

ラジオでたまたま紹介していたんで「ジュリーの世界」という本を読みました。さてこの「ジュリー」というのはあの沢田研二さんではなくて「河原町のジュリー」のことなんです。ここから大変地域限定的な話になりますが私はあのあたり(京極、寺町、三条、四条、河原町)で大きくなったんでジュリーのことはよく知っていましたしこの小説に出てくるこのあたりの当時のお店や風景が私の瞼の裏から脳裏に蘇ったように現れました。中京区で1960年代1970年代を過ごしたことのある人にはジュリーを通して自分の小さくて大人に隠れて魂が自由だったころを思い出すのに適格な本です。もう一つこの話の中で思い出したことがあります。伏見桃山城のキャッスルランドに桜田淳子さんを見に行ったことです。暑い夏の日だったと思います。友人と京阪電車に乗って、のこのこと出かけました。当時大ファンでした。そのあとどういうわけか高校の頃になってキャンディーズのミキちゃんにかわりました。それでも桜田淳子さんやキャンディーズの歌を聴くと同窓会で当時好きだった人に出会ったような気持ちになります。

ことしも夕顔のタネを蒔きます。

ことしも暖かくなってきたので夕顔のタネを蒔きます。夏が大嫌いな私は夕顔の花が日が暮れてから真っ白に咲くので何とか夏を乗り切っているんです。

春めいてきました

もう40年も前のことになります。まだ私が学生だった頃のことです。やがて学校を卒業した私たちはそんなに遠くはないんだけれどそれでも新幹線と在来線で二時間程度のところでの遠距離恋愛となりました。もう「今の若い人たちには」という話はしたくないのですがメールも携帯電話もないので私たちは毎日互いに一枚ずつはがきを送りあうことにしました。休日が合う日に何か月かに一度のデートでした。さてこんな春めいてくると電車を乗り継ぎ果樹園が広がる駅に降り立った時にホームで彼女が待っているというあの頃を思い出します。