suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

かつて公衆電話は3分10円でした

社会人になってしばらくしたころテレフォンカードという代物が発行されました。これは大変便利でした。まぁ言ってみれば電話代の先払いなんで私たちより当時のNTTが得をしたんだと思いますがそれでも10円玉を電話の脇に積んでカチャカチャと落としながらしゃべるよりは楽でした。当時10円で市内ならば3分間しゃべることができました。一度に10円玉を10枚ほど電話機に投入できたんだと思います。それ残りあと3分となったところで受話器の向こうからブーという音が聞こえるんです。ですから10円玉一枚で話し始めた場合は相手が電話に出たとたんにまず受話器からブーと音がしてそれから話はじめるという事になります。さてそこで当時時間がないのを無理やり時間を見つけて公衆電話から電話をしたときに私たちには一つの決め事があってそれがこのブーがなっても普通にしゃべってガチャと突然通話が切れたらそれで受話器を置くという事でした。今となってはなんともはかない物語です。