suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

早春の鴨川河原を歩いてみた

まだまだ空気は冷たいんだけれど日差しが結構勢いのあるものに変わってきたので昼過ぎの一番太陽の光がまぶしい時間に鴨川の河原を自転車を押して歩いてみました。学生さんが団体で何か集団演習の練習を向こう側の河原でしています。私も今から30数年前この河原で無駄な時間を有意義に過ごしました。今思うと「無駄な時間を過ごす」のと「時間を無駄に過ごす」ことの違いがよく分かります。ある時は映画を観ての帰りその余韻に浸りながら歩いたし、また思想色の濃い映画ではその映画館の前で上映反対の街宣車がスピーカーで演説のさなか、映画を観てさらにその映画は上映前にもし上映中に妨害活動等がありましたら皆で阻止しましょうなどと言われこれは困ったことにならなければいいがと思いながら鑑賞したものもあります。その日も私は鴨川の河原をとぼとぼあるいて帰りました。結局、この世の政治に強く反対する運動をすることもなくそれでも自分の生き方には少々悩んだりして私は人生での「無駄な時間を有意義」に過ごしたのかもしれません。