suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

先斗町で

今どきの学生さんは仲間内で飲むというときどんなとこへ行かれるんでしょうか。昔と違って居酒屋と一言で言っても様々な種類のお店があって値段、形態、業種と選び放題というところでしょうか。さて、今から30数年前では居酒屋というのはサラリーマンおじさんの集い場所で学生さんはよく気取って「パブ」と称するところへ出入りしました。ビルの地階や外付けのらせん階段を上ったところにそんなお店はありました。先日先斗町を歩いておりました。確かこの辺りと思ってちょっと注意して歩いていますと見覚えのある雑居ビルにありました。懐かしいあのお店の看板が。今でも当時と同じ形態でお店をやっておられるんでしょうか「パブ&レストラン」とそこには書かれていました。あのころの仲間の一人はもうこの世からもいなくなてしまったけれどかけがえのないあの「無駄にした時間」が本当はとっても貴重だったんだと思えるのです。