大学も4回生になるとそうそう授業がなくてその上卒業論文の方も順調でしたんで就職の心配もなかったもんだから毎日のようにパイ屋さんでアルバイトをすることにしました。パイのなまえと値段の覚えが悪くて大変苦労しましたが今であったならたぶん機会をピッとあてれば値段とオーダーが通るんであんな苦労はしなくても済んだんだけどそれはそれで当時のことで仕方がないことだったんでしょう。さてそのアルバイト代で卒業前に海外にバックパックを背負って一人旅もしたし他の学校のアルバイトとはそんなにうまくやれなかったけど休憩時間にいくコーヒー専門店のマスターとも仲良くなりました。コーヒーの知識もいろいろ教えてもらいました。ほんとはそのことを深めてたらもっとコーヒーに詳しくなったことだと思うんだけどそれもそんなに深いところまで行くことなくバイトを終えました。いま人生でこのことは詳しくなりたかったと思うことは例えば「アイラ島のウイスキー」とかならちょっといい格好ができたかなぁと思います。