suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

秋の似合う喫茶店

築地は古くて入り口が西部劇に出てくるような胸元でからんからんと開く扉です。大人のつもりの高校生からいまだに青春だと思っている老夫婦までが集うお店です。「コーヒー」とだけ注文するとウインナーコーヒーが出されます。静かにクラシックが流れています。二階へ上がる階段に足を掛けるとぎしぎしと木の階段が音を立てます。もうすっかり秋でようやく温かいコーヒーが恋しくなりました。またあの喫茶店に行ってみましょうか。