大学に入学してすぐ第二外国語の都合か何かで私たちは小クラスと呼ばれるクラス分けをされました。三十人程度のクラスの中に女子学生は二人で一人は顔立ちも華やかな鳥取からの下宿生でした。彼女は一年浪人されていたんでそのせいでもないんですが授業前によくタバコをふかしていて顔立ちが華やかなだけにそれが妙に格好よく見えました。もう一人は地元の高校を卒業してきたちょっと見た目も地味なひとでした。私は受験勉強から解放されたこともあって早速ソフトテニスの同好会に入ってラケットを自転車のかごに乗せて通学していました。その恰好を見た地味な彼女が入会の仕方を尋ねてきていつの間にやら同じ同好会の仲間になりました。地方からの下宿生から系列の高校からの地元の学生まで様々な人がいて楽しい四年間を過ごしました。地味な彼女と恋人になることもなく華やかな彼女とお付き合いすることもなくよその女子大学の人とひょんなことで出会って人並みにお付き合いもしました。そんな遠い遠い昔のことをコニーフランシスのショウを見ていて思い出しました。