suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

むかしの歌を聴いていると

もう30数年も前の学生の下宿といえば大家さんと学生の距離が近かったんだと思います。私は今の学生さんの下宿がどういう風なのかをよく知りませんが、当時私たちが例えば自動車の教習所に通いだしたりしたらたちまち里の親に大家さんから連絡がいってそれは告げ口でも何でもないんだけれどもいつの間にか両親もそんなことを承知済みということになっていたものです。そんなでしたからきっと私たちが付き合っていて下宿まで二人で歩いてきてそれでも物足りずに下宿の前で寒い季節にもかかわらずいつまでたっても飽きもせず二人が話し込んでいたこともきっと大家さんはご承知だったんでしょうけれどそしてひょっとするとそんなことも内緒で親の元に手紙かなんかで(当時メールなどというものがないので)連絡済みだったのかもしれません。だんだん寒くなるとそんなことですらふと冷たい空気の向こうに思い出すのです。