suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

神への信仰

当時、教会は会堂を建てるという大事業をしようとしていました。そこで信徒たちは信仰を試されるという試練を経験しました。それはその当人の信仰に関わらずそれぞれの個人が他人にそう思われているんではないかという試練でもありました。さて、私たちは聖書の書かれていて皆さんご存知のイエスが公生涯に入る直前サタンにそそのかされるというところをもう何度も読んでいるはずです。荒野の誘惑のところです。そこを読んでも私たちは宮の頂上から飛び降りるのが信仰あるもののあり方だと思い込んでいないでしょうか。一度立ち止まって見ることが神の疑いでもなくさらに無謀な飛び込みが信仰あるものの姿では決してないことを今一度心にとどめるべきだと思います。

直径45cmのピザ

郵便受けに近所のピザ屋さんの広告が一枚入っていました。小さいはんぺらな紙なんで気にしていなければそのまま古紙回収に回りそうな代物でした。さてそこに直径45cmのピザが大変お買い得という広告文句が目に留まりました。ところが私は長年尺寸分で仕事をしている身なんです。この直径45cmがどうもすぐにどの程度の長さなのかすっと出てきません。えーっと45cmってどれ位などと言いながら両手で長さを示すんですがよくわかりません。いつも仕事がセンチやミリで見積もりが来た場合でもまず尺や寸や分に換算してから見積もりをします。そこでピザ屋さんで直径45cmのピザと対面した時に想像以上にでかいなぁと驚きました。センチの感覚はもう遠くに忘れているのでした。

秋の京都御所

京都御所と私たち近所の子供たちは呼んできたんだけど本当は京都御苑というらしい。御所はあの塀の内側の立派な建物とお庭のことで私たちの子供のころからの遊び場の部分は京都御苑らしい。まぁそんなことは最近知ったことで実際近所の子供たちだった私たちがいつも御所で遊ぼうと言ったらあの立派な建物とお庭じゃなくていつもの砂利と芝生の御苑のことだった。さて、その御所はなんといっても秋がいちばんいいに決まっている。御所の塀がめぐらされているその塀の南西角にあるベンチから砂利を眺めるのが御所の中で一番素晴らしい景色に違いない。なんといっても私が高校生の頃初めてデートしてすわったのがそのベンチで季節もちょうどこのころだったからもう40年もたった今でもあの景色の中にキラキラの輝きとふわふわの香りが入り混じって頭の中によみがえってくるのはどうしようもなく懐かしい風景になってしまうんだ。