suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

名曲喫茶

学校の帰りの道すがら小さな名曲喫茶店がありました。公園の向かいの住宅街に中にあってちょっと注意していないと通り過ぎてしまうような店でした。よく行っているクラシック音楽好きの友人から教えてもらってちょくちょく学校の帰りに寄っていました。ところが私はクラシック音楽がそんなに好みではなくてでも当時の大きないい音のするスピーカーとたぶんいい値段のするステレオとレコード盤の上で神経質に動いているレコード針がとてもかっこよかったのでそれを見に行っていたよなものです。それとその店にはだれでも自由に書き込みができるノートが置いてあってそこの客が一杯のコーヒーを飲みながらそこにだらだらと好きなことを書き込むんです。当時直指庵にあった「思い出草」のようでした。