suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

たそがれのこと

黄昏とは「誰そ彼」のことですとむかし国語教師に教わりました。今日の黄昏の三日月は美しいなぁなどとおもいを巡らせて歩いているとそうだもう私の人生もそろそろ黄昏じゃないかなどという思いにいたりました。本棚にはまだ読んでない本がたくさんあるしもうちょっと頑張ろうと思うのです。

早春の思い出

むかしむかし、まだ学生だった頃早春の奈良に行きました。勇気を出して誘ったのは同じように京都で大学に通っている人でした。もう十分友人だったんで軽い気持ちで「奈良に行きませんか」と言ったら「はい」と言っていただきました。彼女は帰国子女でそれも「アメリカ」からのではなく「ドイツ」からの帰国子女でした。どういういきさつでドイツに行かれたのかなど詳しいことは覚えていません。とにかくちょっとお嬢様でした。それと私と違って理系女子でした。春日大社の入り口で二人の名前を並べて書いたときはときまきました。これが早春の思い出です。

明け方に月を見る

夜明け前の東の空は大変暗くて寒い。明け方に月が出ていてちょうど南の空に鎌の形をした月が出てる。そしてその横に明けの明星が並んでいる。二つの輝く天体が夜明け前の空をますます暗くしているしほんとに寒くしている。冬の空はどこまでも澄んでいる。今日も悲しい一日が始まる。