suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

2016年1月のブログ記事

  • 人生の最後のほうはどこに住むか

    先日、尊敬する先生が今のところに住んでいる理由をこう話されました。自分は若いころフランスの地方都市の大学に留学していたので人生の終わりのほうこそあの高原の気持ちのいい気候のところに住もうと思って今のところに住んでいるとのことでした。さて、私はすると人生の後半にどんなところに住みたいかちょっと考えて... 続きをみる

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  • 夜の梅

    夜中に救急車のサイレンを聞いたり雪の朝に新聞が届いている日なんかはどんな時でも人々の働きがあるんだと痛感いたします。ところで少々暖かくなってきたころの夜桜は人々を浮かれさせるのに、梅が咲くころはまさに雪の朝刊や真夜中の救急車の季節で凛とした寒さの中に孤独に花びらを開いているんだろうと厳粛なものを感... 続きをみる

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  • 梅が一輪ほころびました

    毎朝通る道すがら、梅が一輪咲いているのを見つけました。桜のように人の心を浮き立たせて足元をふらつかせることもなくじっと咲いていて、桜のように散りぎわが美しいと褒められることもなく寒さに耐えて咲いている梅の花のほうが私は好きです。

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  • 雪が降りました

    朝起きたら外は真っ白。さながら香炉峰の雪ではなく京都の雪はカーテンを開けてみるという状態でした。ひらひらと空から降ってくる雪の中傘をさしてそろりそろりと歩いていると前から来た小学生、それもおそらく一年生か二年生の男の子が私とすれ違いざまに私の目の前でぱっと手を開けました。その手の中には今どこかで集... 続きをみる

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  • 1月17日

    この日は阪神大震災の起こった日です。もう21年になります。あのようにいっときに多くの方々の命が奪われたということが私のそれまでの人生でなかったのでそれはそれは衝撃でした。もうひと世代ふた世代上の人は先の戦争でこのような体験をされたんだと思います。そしてその後の東日本に起こった大津波やそれとこのたび... 続きをみる

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  • センター試験と共通一次試験

    かつてセンター試験は共通一次試験といって当時の文部省の肝いりで始まりました。その第一回の試験を私は受けました。それまでのデータがあまり役に立たず、さらに全部マークシート方式という初めての経験に鉛筆を丁寧に削り慎重にあの卵型のマークを塗りつぶしました。寒い気温と張り詰めた気持ちで試験会場に着くと今ま... 続きをみる

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  • 茶道部

    中学校では課外クラブ(いわゆる放課後のクラブ活動)ともう一つ必須クラブ活動というのがありました。必須クラブは課外クラブには何に入っていようと関係なく何らかのクラブに全員がはいるいわゆる授業の一環です。それで私はこの際と「茶道部」に入りました。そこで週一回のお点前のお稽古をすることになりました。さて... 続きをみる

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  • 梅の花の咲くころ

    梅の花がとりわけ好きです。もっと詳しく言うと梅の花の咲く頃が好きです。昔、中学の担任が天神さんの近所に住まわれていました。私たちの高校受験が迫ったころその先生が私たちのために毎日学校からの帰り、家に着く前に天神さんに我々の受験がうまくいきますようにとお参りをしてくださったんです。この話はみんなの受... 続きをみる