suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

映画の力

若いころもう40数年も前のことです。私は一つの映画を観ました。もう亡くなられた永六輔さんが主役をつとめられた「春夫の飛んだそら」という映画です。障がい者教育特に知的障害のある子供たちの教育に生涯をささげられた方の話でした。若かった私は純粋に感動しました。日常の何事にも疑いや憎しみを持たない彼らに本当の現場はどうであれ素晴らしい生き方だなぁと思いました。それから40数年たった今日「ゆずりは」という映画の解説を聞きました。もう人生が終盤になった今日かのときと同じような感動をいただきました。一生懸命生きてきても人生を終えることは理不尽なものです。そこを何とかごまかさないで納得をしたいと思うんだけれど当然納得できなくて受け入れられない人生の終え方もそれはそれでなぜなんだと叫びながら迎えることになるんだと思います。