suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

サロンでした。

若い頃、韓国語を習っていたところで、たまたま私より30歳ほど年上の方と出会いました。その方はご両親が韓国から日本に来られた在日2世の方でした。さて、その方の家には様々な方が集うサロンのようでした。そしてどういう訳か私もその仲間にいれてもらいました。もう当時のその方の年を私は越えてしまったし、その方ももう数年前に亡くなりました。わたしはその葬儀にもその後の親族ばかりの集まりにもいさせてもらいました。その方はどのようにしてそんな様々の人々と知り合ったのかよく知りません。当時の京都のことですから学生もいました。大学で哲学を教えているアメリカ国籍の教授や俳句を専門に研究しているアメリカ人の教授もいました。そんな人々に交じってまだ若かった私は食事をし酒を飲みながら文化サロンのような彼の家に招待されました。私はもうそのころキリスト者でしたのでその考え方の中心にはキリスト教があったんですがそれでも様々な考え方を柔軟に受け入れることを学びましたしそのことは今でもキリスト教を学んでゆく折にわりと自由な発想でいられることにおいて役に立っているんでと思います。