suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

沈丁花が香り梅が咲くころ

どこからとももなく香りがするのが沈丁花と梅の花です。見つけるより先に香りが漂ってきますのでこの辺で咲いているんだろうと花を探すことになります。香りが何かの記憶をとどめていることがあるそうですが沈丁花の香りには中学校の卒業式の香りがします。日差しがようやくほのかに緩やかになってきたころに咲く花にしては香りが大変鋭いものなんで、高校に入る前の緊張感や入試の発表といったちょっとした鋭角な記憶がよみがえります。