suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

今年の夏は同窓会

小学校の夏休みが始まった7月20日過ぎから毎年5年生は日本海のほうに臨海学校に行きます。私たちの小学校は一学年一クラスでそれも一クラス30人ほどの都会の真ん中の小規模校でした。臨海学校は、学校に集合してバスで出発です。あのころ縦貫道なんかもなかったので日本海の海水浴場まで3時間ほどだったと思います。担任の先生や校長先生それに保健の先生も引率して三泊三日の民宿泊まりでした。二日目の夜にはキャンプファイアーがありみんなで火を囲んで校長先生のお話を聞きました。校長先生は浦島太郎のかっこうをしてつまり腰に蓑を巻いて船の陰から出てきて当時小学校5年生のわたしたちにこんな話をされました。「浦島太郎が玉手箱を開けたとたんにおじいさんになったようにあなた方の人生も油断をしていたらアっという間にすぎてしまいます。どうぞ一日一日を大切にしてください。」今思えば小学生にそんなもどうかと思うんですが、でも本当に人生がすぎてゆくのは速かったと思うこの頃です。今年の夏は中学校の同窓会であれからもう42年です。