教会へ行く途中自転車を走らせていると、ベビーカーのような手押し車をゆっくり押しながら朝の散歩をされているおじいさんがいらっしゃいます。おはようございますとご挨拶しますと「おはようございます。」とご丁寧に頭を下げてまでご挨拶をかえしてくださいます。ほんとに穏やかでひょっとしたらこの方は生まれたときからこのような優しい穏やかなおじいさんだったんではないかと思えるほどです。しかし、当然ながら、人には人生の積み重ねがあるに決まっているんだし、この方にも様々な人生の体験があったに違いないんです。人に言えないようなつらいことやささやかな幸福の時期を積み重ねてこのような年齢を重ねられたんだなぁとしみじみと思わされました。