suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

学生街の食堂で

学校の近くには安くて量も多くて大変おいしい学生のための食堂がたくさんありました。もちろん校舎の中にも生協があってけっこう安く食事ができたんですが時間がある時やサークル終わりには友人とそんな食堂へいって腹を満たすことになります。当時そんな食堂の一軒に注文の時に名前を言っておいて料理が出来上がったらそこのおばちゃんがその名前を呼んでくれるという店がありました。次々と料理ができあって「〇〇さ~ん」とお声がかかるというシステムです。さて、そのころその食堂で一番呼ばれる名前が「田中角栄さ~ん」でした。やがてそのお店に「本名をお伝えください」という貼り紙が出現しました。