suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

寒い日でした

今年一番寒い朝でした。寒さしのぎにマスクをして歩くことにしているんですがそれだとメガネがくもるんです。そこで煩わしいので、メガネをはずしてマスクをします。もともと近眼でコンタクトをしていたんで、その時は問題なかったんですが、少し以前に網膜剥離をしているしそれに最近はもう片方の目に緑内障を患いこちらの目は視野が半分欠けてしまいました。そんなこともあって普段はメガネということになったんですが冬のマスクの時だけは少々不便です。そこでメガネを外して歩くことにしたんです。ところがその効用で歩くときに見える景色がいたってぼんやりしています。それが歩くときに様々な事柄を考えるのに大変都合が良いようです。そういえば京都には哲学の道という所があります。人は歩きながらそれもいらない景色があまり目から飛び込まないほうが考え事をするのに善いのかもしれません。

陽気にいこう

高校の卒業アルバムの写真の中にみんなで黒板に好きな言葉を書いたものがあります。隣のクラスのるみちゃんは「陽気にいこう」って書いていました。いつも大変おとなしくて文化祭の時の模擬店でのエプロン姿は大変キュートでそれでもクラスではそんなに目立つほうではなかったなぁ。私はうじうじと本を読むのが好きな文科系なのになんと彼女は理科系でかっこよかったなぁ。もう40年も時間が経って「陽気にいこう」だけの人生ではなかったとは思いますがあのころよく聞いていた高石ともやさんの声をきょう聴いてこんなことを思い出しました。

フィズとカクテル

今のように居酒屋さんがそう多くなくて若者がいくのはパブでした。そこでは生意気にもボトルのキープという仕組みがあって私たち学生が飲むのはボトルの色の黒い「サントリーオールド」でした。キープした瓶には白いペンで名前を書きました。さてその店には「〇〇フィズ」というメニューが数種類ありました。オレンジフィズとかピーチフィズとかです。そういえばこの頃カクテルという言葉は聞きますがフィズというのは聞かなくなったように思います。そしてメニューにその他お好みのフィズをお作りしますとも書いてありました。そこで私たちは本当にいい加減に片思いの彼女の名前なんかを付けて「まーちゃんフィズお願いします。」などと注文するんですけどお店もちゃんと何かしらとてもおいしい「まーちゃんフィズ」をもってきてくれたりしました。この種の口当たりのいいお酒は足にくるからという理由で飲んでいる最中に時々椅子から立ち上がって「うん、まだ足にきていない。」などといいながら毎回帰りはふらふらしながらお店を出るのでした。