suetumuhanaのブログ

日常のエッセイ

高校の修学旅行

私たちの高校はそもそも制服がありませんでした。それはそれで私服なので毎日どの服を着ていこうかと迷うなどということはなく別に服装のことなど気にせずに通学していました。さてそこで私たちは九州方面へ修学旅行に行くことになりましたがそこで服装に関してはジーパンは派手になるので修学旅行でのジーパンは禁止ということでした。私たちはジーパンのほうがかえって地味と思われるようなブレザーやコットンパンツに身をくるんで旅行に出発いたしました。それなりにまじめで地味な都会の真ん中の学校でしたので旅行中に誕生日の人の誕生祝をしたりアフリカ音楽のパタパタでフォークダンスをホテルの前庭でしたり楽しい旅行でした。その時に訪れた阿蘇山や熊本城なんかは今大変な時だしあの思い出の地がこんな状態であることが大変心苦しく思います。

在原業平

自分たちの通っている中学校のすぐそばに「在原業平邸跡」の石碑があることを教えてくださったのは当時の国語の先生でした。今思えばたかだか中学生に在原業平の屋敷跡の話を授業中にして当時どれほどの生徒が興味を持ったでしょうか。それでも私たちはその日の授業の後その石碑を見に行きました。どうやら彼は貴族の中でも名うての色男だったとかそんなことばかりに興味津々の国語が大好きの私は高校生になってからも古文の時間は授業というより楽しいお話の時間でした。本日「業平忌」だそうです。

修学旅行

いま、京都の街は修学旅行生でいっぱいです。タクシーに分譲したりバス停でどのバスに乗るのか大騒ぎだったり、もうそれはそうれはにぎやかです。私自身小学校は伊勢、鳥羽方面に行きました。内宮の前のあるお土産物屋さんの二階で昼食のカレーライスをいただきました。40年振りくらいで伊勢に行ったらそのお店はまだ大きくお商売をされていました。あのころそんなにおいしいとは思わなかった生姜板も今では大好物です。甘党の私はそれこそ何枚でもいただけます。中学では富士山と箱根に行きました。白糸の滝の前で記念写真を撮りました。どうもそのあたりは水晶がよく出るらしく、お土産物屋さんに今でいうストラップのようにした水晶が売られていました。引率されていた理科の先生が本物の水晶とガラスの見分け方を教えてくださいました。その石を唇にあてて冷たく感じるのが水晶でそうでないのがガラスだそうです。いまだにそのことが頭から離れなくてガラスのようなペンダントやストラップのようなものがあるとつい唇にあてて冷たいかどうかをつい調べてしまいます。